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【The耐感180min】 参戦日記
2011年12月04日(日)
【The耐感180min】 参戦日記
今回、復興支援活動の一環として【東日本大震災復興を支援する車好きの会・CAR LOVER'S SQUAD】のメンバーとして、被災地でもあるスポーツランドSUGOにて12月04日に開催された【The耐感180min】と云うレースに参戦してきました。


場所が菅生だけに今回は全員、前乗りで12月03日に現地集合。被災地にて出来るだけ金銭を落とそうと云う主旨のもと、現地の民宿で宿泊です。


中でも、今回サーキット初デビューのなぎやんを筆頭にボクと熱血ピットマン2名は03日の正午過ぎに現地入りし、サーキットで練習走行を行いました。


大雨の中での走行となりましたが、菅生仕様のチューニングカーが2分22秒前後でラップする中、我々はドノーマルのSX4で2分18秒と云うラップを刻み、明日への手応えをヒシヒシと感じるまでになりました。


練習走行を終えた我々は、夕刻に宿泊先に入り、すでに秋田から今回の為に来てくれた蓮月ちゃんと合流。その後、今回の参戦マシンのオーナーであるジョニさんと総監督、それにもう一人のドライバーぶんサンも到着し、酒を交わしながら談笑しつつ参加者全員に連帯感を育みました。


迎えた翌朝。





昨日までの豪雨が嘘のように止んでいたけれど、台風なみの強風が吹き荒れて、波乱を予感させるには十分すぎる天候でもありました。


そんな中、早朝06時45分にサーキット正門に到着




周りを見渡すと参加者が続々サーキット内に集結し、あたかも本格的レースの雰囲気。そんな中、チャージカラーの初代RX-7には参加者からの注目度も高く、ひときわ目立つ存在でした。




ピット設営も順調に完了し、各自シート合わせやタイヤ交換のシミュレートなどをしながら気分を高めて行きます。



程無くして、ドライバーミーティングがあり、神妙に受講しつつSA787C菅生初披露となる慣熟走行タイムまで入念にレースの最終打ち合わせ。その後、全員で記念撮影も終え、気合いも十分。




9時20分からの慣熟走行は、ぶんサンが担当。交換したばかりのレーシングパッドの焼入れを念頭に3ラップを順当にこなし、順当にSA787CのSUGO初披露を終えました。


9時45分からは、いよいよ決勝レース前のフリー走行タイムとなり、まずは慣熟走行に引き続きぶんサンがコースイン。各ドライバーの持ち時間である約10分の走行を終え、SA787Cのオーナーであるジョニさんと交代。




さすがはオーナー。


安定したラップでタイヤとパッドの熱入れを含め、マシンの感触を確かめつつ第三ドライバーのなぎやんに交代。


前日の好ラップに気合いも十分のなぎやん。しかし、この直後その気合いが空回りする結果に・・・



コースインして間もなくしてSPコーナー に進入する手前でスピンしガードレールに激突し大破してしまいました。




馴れぬマシンに冷えた路面。加えて本格的マシンが走行する中での走行ともあり、気合いが過ぎてのコースアウトでした。これによりセーフティーカーが入り、牽引されながらピットに戻ってきたSA787C。





その変わり果てた姿を見たサーキット中のみんながリタイヤと思いかけていたのですが、我がチームのピットクルーA.SPS君と熱血hagi君と総監督、そしてチーム全員は諦めません。


レース開始までの、わずか1時間強の間に、破材や段ボールをかき集め、突貫工事で走れる状態にまで仕上げてくれました。その作業の手際良さは、そこいらのプロ集団をも蹴散らす優秀さです。




決勝レース10分前に奇跡的に修復されたSA787C。




さすがに予選アタックには間に合わなかったのでピットスタートとなりましたが、スタッフ全員の熱き思いと、復興を支援する車好きの代表としての使命により決勝へと進出できました。




さすがにボディーの大修復をした後にいきなりレーススピードで走るのは危険との総監督の判断の元、最初の3週はタイヤに熱を入れつつスローペース走行しピットに入り状態をチェックすることになりました。





そして、決勝レースの第一ドライバーであるボクは手負いのSA787Cのコクピットに収まり、スタートを待ちます。最初のルーティーンは決勝中でのウォームアップ作業となりましたが、この状態なので仕方ありません。


その後、予定通りにピットインをして状態をチェック。ウォームアップとはいえ、一般高速道路の速度域よりも、はるかに高いスピードで走ったのにも関わらず、ボディー修復個所に問題は全く発生していません。

これでペースを上げることが出来るので、少しばかりアクセルを入れつつ何とか前車に追いつこうとピットを後にしました。




が・・・・・



わずか数週の内に、シフトノブが外れると云うハプニングが。慌ててピットインし修復し、再度アタックに出て行った矢先に、今度はクラッチのトラブルでシフトが入らなくなり、ここで我々の戦いは幕を閉じました。



※【動画】決勝スタートからトラブル発生まで

http://www.youtube.com/watch?v=mBzoYyhtClQ&feature=player_embedded




今回は、この様な結果となりましたが、復興を支援する活動はまだまだ続けなければイケないと言う全員の思いの中、リタイヤにはなったけれど悔しさと充実感に包まれつつ帰路につくことになりました。




ただ、今回の活動に於いて被災地にて金銭を落とし、微弱ながら力添えが出来たのは良かったと思っております。


また、MZ Racingストアおよびマーキュリーのサイト内において、まだまだ義援ステッカー販売での復興支援活動を行なっております。



全国の車好きの皆様も、このステッカーを愛車に貼って頂き我々と共に復興を支援する活動に御参加いただく事を切に願います。




















































































































































   
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